元王者の比嘉大吾、復帰戦で6回TKO勝ち 無期限停止処分から復活


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復帰戦を勝利で飾りファンの声援に笑顔で応える比嘉大吾=13日、東京都の後楽園ホール(大城直也撮影)

 世界ボクシング評議会(WBC)のフライ級元王者の比嘉大吾(白井具志堅スポーツ)は13日、東京都の後楽園ホールで1年10カ月ぶりの復帰戦を行った。ノンタイトルの8回戦、119ポンド(約53・97キロ)契約でフィリピン・バンタム級11位のジェイソン・ブエナオブラと対戦し6回2分25秒でTKO勝ちした。比嘉の業績は17戦16勝(16KO)1敗。

 比嘉は2018年4月の3度目の防衛戦を前に、計量失敗で王座を剥奪され、さらにプロ初の黒星を喫した。その後、日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンスの無期限停止処分を受けたが、19年10月に解除された。活動再開後はJBCの階級変更指示に従い、フライ級より2階級体重が重い、WBCバンタム級7位にランク入りしていた。

ジェイソン・ブエナオブラと対戦し、TKO勝ちした比嘉大吾(左)=13日、東京都後楽園ホール