マスク売り上げ急増 土産にまとめ買いも


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 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの肺炎の感染拡大が懸念される中、県内では感染防止のためにマスクの売れ行きが増加している。

 県内で38店舗を展開するJR九州ドラッグイレブンによると、全国的に新型肺炎についての報道が増えた22日ごろから売れ行きが急激に伸び、県内でも例年の4~5倍になっているという。県民だけでなく中国からの観光客が土産としてまとめ買いしていくケースも多い。消毒薬や空間のウイルス除去薬なども通常より売れているという。

 担当者は「マスクはメーカーも卸業者も品薄になり、出荷を制限するという連絡も来ている。もともとインフルエンザや花粉症の需要もある時期なのでかなりの数を確保していたが、このペースだと売り切れる所も出てくるかもしれない」と話した。

 サンエーでも20日以降、マスクの売り上げが増加しているという。担当者は「インフルエンザ対策などでもともと売り上げの多い時期だが、新型肺炎の影響もあるかもしれない」と話した。